朝食について その2

自然医学, 自然療法

究極の食事療法は、絶食です。

絶食療法は、伝統のある国なら古今東西でみられます。

近年では、現代医学で治らない疾病に有効なことから、ロシア、ドイツ、アメリカなどで研究が進み、国営の絶食療法の医療機関をもつ国もあります。

自然医学に基づく食事療法では朝食を摂らず、昼と夜に玄米採食を行います。それによって、絶食療法の約80%の効果を出せると考えています。

現代人は昔と比べて体質が悪くなっているため、絶食後の復食で失敗する例があることと、入院施設が無ければ絶食の経過を科学的にモニターできず、リスクがあります。

朝食を抜く理由は、朝は体が排泄に向かっているため食物を摂るのは生理的に逆行することと、体を空腹状態にすることが大切だからです。

空腹状態では「生命力が上がり排毒が進む」のですが、近年では空腹による長寿遺伝子(テロメア)の反応が注目されるようになり、2016年ノーベル医学・生理学賞の大隅良典氏の研究「オートファジー」では、空腹時には細胞のリサイクルが進むと考えられます。

私たちの体は食べ物でできており(シェーンハイマーの実験)、そうした状態で良い食べ物によって細胞を入れ替えていくのです。

朝食信仰の根拠となりそうな研究では、名古屋大学などが「朝食を摂らないと肥りやすく、糖尿病や心疾患の原因になる」との報告もありますが、私の経験した患者さんたち(殆どの方が末期ガン)は、例外なく体重が減り、尿酸値、血糖値、血圧の高かった人は下がっていきます。

生活習慣病は過食が原因となる場合が多く、空腹を感じてから食事をするのが良いのですが、空腹で吸収力の高まっているときに「何を口にするか」が重要です。

分解・合成の平衡系(ホメオスタシス)を阻害する「人工的なもの」や、消化器系統に負担をかける「高脂肪食」、抵抗力を無くす「砂糖類」は避けるべきですし、過食をしてしまっては逆効果となりかねません。

Post a comment