「氣」について その9

代替医療, 自然医学, 自然療法

<氣の流れ>

「氣」は、上下内外に自由に巡っているのが健康な状態で、流れが滞りバランスが崩れると、身体に様々な影響を及ぼします。

この「氣の流れ」が、最も重要で、最も注意を要することだと私は考えています。

なぜなら、環境・食物・意識でどんなに「氣」を高めようとしても、「氣の流れ」が悪ければ病をひき起こし、流れの良し悪しには「心」の作用が大きいからです。(もちろん、氣を高めることと氣の流れは無関係ではありません)

「氣」の通り道を「経絡」といい(血・水および邪気や服用した薬も通るとされていますが、物質は自分で動くことはできず「氣」が原動力となって循環すると考えられています)、それらのルートのターミナルがツボ(経穴)と呼ばれます。

経絡はほぼ血管に沿っており、ツボは神経の集まっている所と考えると解りやすいものの、あくまでも機能的な存在で、解剖学的には解明されておりません。

「視覚では確認できないエネルギーの流れ」であって、量子論のいう「時空を超えたパラレルワールドに通ずる電子」なのでしょうか。

氣の流れを良くする治療法には、ツボを刺激する「鍼治療」「灸治療」「按摩治療」があり、ツボを利用せずに深いところから改善する「氣功治療」があります。

また、体にメスを入れると氣の流れが切断されるといわれており、これは血流にも影響して思わぬ症状を起こす場合があります。

私の経験ですが、昔、右足の甲から親指に掛けて10㎝ほどの傷を負い、40針余り縫ったことがあります。
それから10年も経って、右脚の付け根が痛むようになり、原因が判らないので氣の流れを考えて、毎晩、傷痕にオリーブオイルを塗ってマッサージをしました。
1ヶ月経ったころには脚の付け根の痛みは取れ、それまでのように冬になると傷口が痛むということも無くなりました。

氣の流れを妨げるのは外的要因(風・寒・署・湿・燥・火)のほか、喜怒哀楽(怒・喜・思・憂・悲・恐・驚)で通常の範囲なら問題は無いのですが、「異常に強く」「慢性的」になると病を得ます。

これは、「ストレスから来ない病気はない」という、西洋医学の「心身症」にあたります。

心を病むと体を病み、体を病むといずれ心を病んでいきます。
癌の患者さんには、病気を忘れるほど熱中できる趣味や楽しみをもつこと、明日の予定を立てて生活されることをお勧めしています。

氣の流れがスムーズであれば、体も心ものびのびと心地よくいられます。
そのためには、食事・運動・環境を整えるだけでなく、喜怒哀楽は人生のスパイス程度に保持し、その範疇を超えるものは自分の意識から遠ざける工夫が大切です。

そうして築き上げてきた波動(氣)は、自分と似た波動を引き寄せるといわれます。
「類は友を呼ぶ」とは、こうした現象をいうのだと思います。

 

※画像の出典は、新星出版社「東洋医学 経絡・ツボの教科書」より

Post a comment