「氣」について その10

代替医療, 自然医学, 自然療法

<きれいな氣>

数千種類もの流派があるとされる氣功の中で、病気を治す「医療臨床」の氣功師はごく限られています。

医療氣功の第一人者、張永祥氏によると、昔の中国では、皇后や妃殿下の診療で顔を見たり体に触れることが許されず、道家の医師は彼女たちの体に巻いた紐を衝立の向こうで右手に持ち、左手をアンテナにして掌のジンジンと感ずる場所で病気を診断し治療したそうです。

治すことが出来ない医師は抹殺され、優れた医師は離れたところから治療できる方法を研究し、氣功の秘術として代々その家系にだけ伝授したのが医療臨床氣功(医療氣功)だといわれています。

驚くべきは、上記の診断法が、以前<氣の検出>で述べたエイブラムス博士が波動(ERA回路)を発見した腹部打診法に酷似しており、やはり「波動」と「氣」は言葉が違うだけで同じものと考えるのが自然です。

また、アーユルヴェーダでも「バンディット」と呼ばれて「ヤギャ」という遠隔療法(離れたところから治療する)の技術を代々継承する家系があり、この方法でお父様の末期癌を7日間で消失させたことを医師の蓮村誠氏から伺いました。

もちろん蓮村氏は、それまで勤務しておられた東京慈恵医科大学病院を辞め、アーユルヴェーダのクリニックを開業されて、お父様を救った瞑想法、食事療法、ヤギャほか、日本人に合ったマハリシ・ヴェーダー科学(生命の包括的な知識に基づく健康プログラム)の実践とアーユルヴェーダの普及に努めておられます。

結局、医療氣功もマハリシ・ヴェーダー科学も、私には同じものと感じられ、細かい技法の違いこそあれ「真理はひとつ」なのだと思います。

そして、ポイントとなるのは「心・精神・意識」と、両者とも共通しています。

一般の氣功師が患者を治療をすると、治療者の氣が失われ命を縮めるといわれます。
医療氣功は、治療家としての功法を修練して、宇宙からの氣を自分の体を通して患者へ流すのだそうで、その能力は誰にでもあるとのことです。

張永祥氏は、何よりも大切なのは「きれいな心」で、きれいな心であれば「きれいな氣」になり、そのような正しい氣功が心身を深いところから癒し、氣がきれいになれば体は必ず良くなるとおっしゃっています。

ただし、絶大な治療効果をもつ医療氣功でも、「氣」を理解しない人には効きにくく、宇宙のエネルギーと同期しにくいようです。

「きれいな心」とは邪心を遠ざけることだと思いますが、歴史上の聖人たちも己が邪心に悩まされたと伝えられるように、難しいことです。

「邪心」とは、弱い者いじめや他者を陥れるなどの「積極的な悪意」ほか、利害に基づくエゴや傲りも含むでしょうし、愚痴っぽい・常に批判的・あら捜しが好きなど「悪癖」のようなものも該当するでしょう。

アーユルヴェーダの蓮村氏は「純粋」という言葉を、医療氣功の張氏は「潔白」という言葉を遣っておられますが、1つの生命体から分化して脳を発達させた人間に対しても、自然界は、他の生物と同様シンプルに生きることを求めているような気がします。

 

※画像の出典と参考文献:張永祥 著「気功の神髄」

Comment(1)

  1. REPLY
    pingback 音楽について- 2 | 食養生すこやかの会 says

    […] これは健康でも同じであって、3月のブログでご紹介した、「氣」について-10<きれいな氣>で書いたように、どんなに体に良いことをしてみても、悪意や邪心は「氣」を乱し、健康長寿は得られないと思われます。 […]

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