リンゴについて

自然療法, 食品

昨年、親戚の病気見舞いに行きました。
お見舞いにはリンゴを持参することにしているのですが、従弟の長女に「リンゴの何が良いのですか?」と訊かれました。

現代栄養学が主流となってから、様々な食べ物が成分で語られ理解されています。

例えば、疲労困憊されている方に「梅干しをどうぞ」と申し上げると、「あ、クエン酸ね」といわれます。

地球上の食物は、人間の技術で明らかにされる成分が総てではありません。
未知の成分、あるいは成分で語れない部分もあり、複雑なバランスについては知らないことの方が多いかも知れません。

昔から、リンゴは「医者いらず」といわれるほど健康に良いとされ、イギリスでも同様の諺があるそうです。

現在知られている効能としては、抗酸化作用や腸内環境改善、ビタミンやミネラルが豊富で美容やダイエットにも良いといわれています。
しかし、それだけのことならリンゴでなくても良いのではないでしょうか。

日本のリンゴは、果物には珍しく寒いところでつくられますので、薬膳では「平性」といい、体を温めることも冷やすこともなく、滋養強壮に効果的(脾、胃、心経)な食べ物と考えられています。

果物というのは一般に体を冷やす(陰性・冷性)ため、ガンの方には厳禁で、他の病気でもほとんどの場合、体を冷やすことはお勧めできません。

リンゴは、アダムとイヴの逸話にも出てくるように非常に古くからある果物で、傷みにくく、1ヶ月くらいは常温保存が可能なことも果物には珍しい特徴です。

食養生では、実証体質(普段は病気がちでない)の人が風邪をひいた場合にリンゴを卸して食べさせたり、頭痛のときに卸したリンゴをガーゼに包み額に乗せるという自然療法もあり、薬効を認めます。

あいまいかも知れませんが、上記のような理由からガン以外の病気見舞いにはリンゴをお持ちすることが多いです。
ただ、急な購入では無農薬のものが手に入らず、丸ごと召し上がっていただけないので残念です。

 

※参考文献:あなたと健康社「自然療法」

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