肝数値について

生活改善

私の配偶者は、とても飲酒量の多い人です。

学生時代は、1日に日本酒1升くらいは飲んだそうです。

それなのに、肝機能の数値はGOT(AST)、GPT(ALT)、γ-GTPとも、永い間20単位台でした。

子供のころから皮膚病がありましたので、皮膚からの排毒が盛んなのかも知れません。

ところが、いまから5年近く前、東京を離れる前に血液検査をしようと、2人で献血をして血液検査の結果をもらったところ、γ-GPTが60単位台になっていました。

これは、もちろん正常値と診断されていたのですが、ヒトの体は何事も無ければそれほど数値が動くものではありません。

そもそも検査の正常値というものは、ある測定原理でつくられた検査機器(1つの検査項目でも測定原理が違う場合もあります)で、日本の健康成人を測定した平均を正常値としています。

しかも、同じ原理に基づく検査機器でも、メーカーの違い、測定機関の違い、更には測定者による誤差というものも誤差範囲として考慮されています。

いまは全自動になったとしても、その準備段階における試薬の希釈とか、キャリブレーションの癖とか、とかく人間の関わる作業には誤差範囲が存在します。

ですから、検査というのは同一機関で行うべきで、その数値を時系列で追っていくと、健康であれば数値はそれほど動かないということを、予防医学に携わっているときに学びました。

たとえ診断は正常であっても、同じ赤十字の検査でγ-GTPの数値が20から60単位台になったということは、「あなたの肝臓は、以前の3倍悪くなっている」と判断されます。

肝臓というのは、とても修復能力の高い臓器で、1週間に1日休むだけでかなり復活します。

GOT(AST)、GPT(ALT)というのも、もとはといえば頑張りすぎた肝臓が、細胞をリニューアルするために壊れた細胞から血中に出た酵素を測定しており、リニューアルできなくなると肝硬変へと進んいきます。

そこで、東京を離れてからは週に1回の休肝日をもうけ、1年後に再び献血をして検査を受けたところ、ちゃんと数値が20単位台に戻りました。肝臓はたくましいです。

肝数値に限らず、すべての検査値にそれぞれの人の固有値というものがあり、たとえ正常範囲であっても固有値から外れたときに適切な対処をすれば、元に戻りやすいと思います。

検査数値というのは、異常になるまで待つのではなく、固有値を時系列で観察して、病気を未然に防ぐために使用するのが良いのではないでしょうか。

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