老化について- 代謝

生活改善, 老化

私たちの体は、常に恒常性(ホメオスタシス)を保ちながら、絶え間なく、古いものが新しいものに入れ替わっています。

これが代謝であり、私たちの体をつくっている総ての臓器、総ての組織の構成成分が、常に流動的に代謝回転して、一瞬として静止することはありません。

老化とは、こうした代謝が低下していくことで、停止したときが「死」になります。

子供は代謝のスピードが速いために1日を短く感じ、歳をとるにつれて代謝がスローになると1日を長く感ずると、生命科学では説明しています。

私たちの体内成分は、弱い電流を流すと成分ごとに抵抗値が異なるため、それを利用した「体成分分析装置」が開発されて、かつては煩雑だった基礎代謝量(生命を維持するための最低限度のエネルギー)を、簡単に求められるようになりました。

基礎代謝量は全代謝量の約7割を占めると考えられていますので、医療機関やスポーツクラブなどで代謝の目安として利用されています。

私も数年前から、1年に1回は測るようにしていますが、常に基礎代謝量は標準よりも高く、スポーツクラブでは「やはり、ながく運動をしているからですね」と言われたりします。

もちろん、自律神経を整えてくれる運動は重要ですが、私たち生物に備わっている分解・合成の平衡系(ホメオスタシス)を、「あるべき姿」に保つための「食事の質と食べるタイミング」も効を奏しているように思います。

この両者が上手く働いてこそ、代謝の低下(老化)を遅らせることが可能になります。

血液中のブドウ糖を細胞内に取り込み、エネルギーに変換する「細胞代謝」は、運動が最も効果的です。

ホメオスタシスは、自然治癒力を含め生命が最も健全に生きながらえるよう最善のバランスを保つ仕組みですから、その力を守ってあげれば、新陳代謝の衰えを防ぎ、内臓組織の老化を遅らせることができます。

そのためには、体に飢えを感じさせ、長寿遺伝子の活性化をはじめ生命維持の力が高まったタイミングに、代謝を乱さない食事を摂ることが大切です。

現代は、「お腹が空く」という感覚をもつ暇もないほど食べ物が溢れています。仮に「お腹が空いた」としても、お菓子などですぐに空腹を解消することが可能です。

そうした食生活が蔓延するようになってから、本来は代謝の落ちた中高年しか罹らなかったが「成人病」が子供にも見られるようになり、「生活習慣病」と改名しなければならなくなりました。

つまり、代謝障害という意味では、子供にも老化が起こっていることになります。

「食事の質と食べるタイミング」については、病気治しの食事に通じますので、また別の機会に譲ることといたします。

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