明かりについて

代替医療, 生活改善

私たちの体は、朝の光から活動するためのホルモンや戦闘態勢の神経が優位になり、夕日と共に睡眠をもたらすホルモンやリラックスする神経に入れ替わります。

日中に充分活動することは、良い睡眠が得やすくなる条件でもあります。

20年ほど前、私が国際自然医学会に入ってしばらく経ったころ、自然医学国際シンポジウムがありました。

そこで、風水による建築設計士で、代替医療としての建築医学を研究しておられる松永修岳氏のご講演を伺いました。

風水の「風」とは呼吸のこと、「水」は血液循環のことで、「呼吸と血液循環が良くなる場所を選んで暮らせ」というのが風水の哲学だそうです。

もちろん「氣」の概念を土台にして、環境が人体に及ぼす影響を様々な面から研究しておられ、建築の素材や地磁気、病気に対応した色使いなど、大変興味深い内容でした。

その中で特に印象深かったのは、「生命場」として診たときの住居環境の一例で、当時に書いた記事の一部をご紹介いたします。

ーーーーーーーーーーーーーーー 以下、自然医学誌2000年2月号より抜粋。
【松本修岳氏の講演から】
次の例は東京都内にある住宅で、奥様が去年の12月から腎臓癌、胃癌、膵臓癌、十二指腸癌、肝臓癌と次々に罹り、今年の9月に亡くなったという家です。亡くなる少し前に私共に調査依頼がありました。
築20年のお医者さんのお宅です。
リビングもお風呂場も雑然としており、日中は決して照明を点けません。つまり家の中が暗い。健康には非常に関心があって、漢方薬、氣功、お灸、そのほか様々な薬を調合して飲んでいたということです。
(略)
そして玄関ですが、玄関に向かって車がバックする造りになっていますから、排気ガスが建物の中に入り発癌性物質を受けてしまいます。
トイレは真っ暗で窓がありません。暗い中では恐怖感で血管は収縮します。奥様はカギ型の通路で倒れておられました。風水では、このようなカギ型の通路は造りません。
奥様の寝室は、ちょうど病床の真上に尖ったシャンデリアがあって、胸に刺さるような状態です。
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これらは、風水上とても良くない「生命場」のようです。

風水も恐らく奥が深く、あらゆる面を挙げていくと収拾がつかなくなりそうですが、「呼吸と血液循環が良くなる場所」と考えるなら、心地よい人や物や景色のある場所を選べば「氣」を乱されることは少なく、私たちは無意識のうちにそうした場所を志向しているように思えます。

上記の症例で思ったのは、日中に暗い部屋で活動するのは「氣」の流れはもちろん、生理学的にも混乱を招くということです。

それで、私が室内環境として心掛けているのは、次の2点です。
・寝室は窓のある部屋で、頭は窓側に向ける。
・起きて活動しているときは、室内を明るくする。

いまは省エネが必要な時代ですが、LEDなど消費電力の少ないものがありますので、就寝前のリラックスタイムや内面に意識を向けたいとき以外の活動時は、気分良く動けるような明かりを点けるのが良いかと思われます。

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