水分摂取について- 1

生活改善

私の記憶では、2003年に西城秀樹さんの脳梗塞が報じられてから、盛んに「水分摂取」が呼び掛けられるようになりました。

彼はサウナで倒れられたようで、発汗によって血液が濃縮されたのがきっかけという報道だったと思います。

そのころ通っていたスポーツクラブでも、急に「水分摂取」と言われるようになりました。

私たちの体は60%前後が水分で、その量は意識しなくても恒常性(ホメオスタシス)によって保たれています。

余った水分は尿などで排泄し、足りないときは喉の渇きによって自然に水分を欲します。

生野菜や果物などを多く摂っている人は飲水量が少ないのは当然で、汗をたくさんかけば水を飲みたくなりますので、あまり神経質になる必要はないのですが、近年は熱中症予防の観点からも水分摂取が奨励されています。

小さい子供は別として、汗をかいて体温調節ができ、喉の渇きに応じて水分を摂取すれば、熱中症も脱水も防げると思うのですが、熱中症を恐れるあまり30分おきくらいに水を飲む方もいらっしゃって、どうしても不自然に感じてしまいます。

1927年に西勝造氏が創始した「西式健康法」では、食事・運動・精神のほか浄化した生水を1日に1.5~2L飲むように指導し、加山雄三さんの母上で美容家の小桜葉子さんは、1日に1升(1.8L)の水を飲むことを推奨しておられました。

恐らく、「充分な量の水を飲み、余ったら排泄されるので新陳代謝が高まる」という考え方だろうと察せられます。

水分摂取量は、少な過ぎるよりは多過ぎる方が、どちらかというと良いかも知れませんが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」で、中医学でいう「水毒」のというのもあります。

小桜葉子さんは、若くしてガンで亡くなっておられますが、私がこれまで見てきたガンの方は100%「冷え」をもっておられますので、水毒が冷えを進行させた可能性は充分に考えられます。

水分摂取の目安としては、ストレス性を除く「喉の渇き」は最優先で、汗をかいたり特定の血中成分が濃くなったりして、自身の体が「水不足」あるいは「血中成分を正常濃度に戻したい」と訴えています。

次に、尿の色が濃い場合や便秘気味の場合、気分的に拒否感がなければ、水分摂取を心掛けると良いかも知れません。

いずれにしても、水分は人体にとって重要なものなので、摂取することは望ましいことですが、「何を水分として摂取するか」が、現代では大きな問題だと思います。

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