2つの巨星逝く

自然医学, 自然療法

自然医学の森下敬一博士が、令和元年12月31日に、自然療法の東城百合子女史が、平成2年2月22日に逝去されました。

森下博士は昭和3年3月3日生まれ、東城先生は大正14年10月26日生まれです。

森下博士は92歳を目前に、直前まで診療を続けられて、大晦日の夜に急死されたとのことです。

お別れの会が延期になってしまったので、詳しいことは伺っていないのですが、急なことなので心不全かと思っています。
血管の老化は避けられなかったのでしょうか。

世界の財産ともいえる「森下自然医学理論」を、何かの形で残したいと考えていた私にとって、今後、語り継ぐだけでなく文書でも、私の知る限りを哀悼書としてまとめたいと思っています。

それでも、高尾に新設したばかりのクリニックや、研究所の閉鎖は残念でなりません。

2ヶ月余り経って、ようやく諦めがついたころ、自然療法の大家でいらっしゃる東城百合子女史の訃報を知りました。94歳でした。

東城先生は栄養士であられましたが、若いころ結核に罹られて医師から見放され、自然療法によって生還された方です。

自然医学のクリニックでは、当初、森下博士の自然療法の書物を使っていたようですが、私が入ったころは東城先生の「自然療法」という書物を参考にしておりました。

森下博士は医学がご専門で、自然のお手当ては東城先生のほうが充実しているとお考えになったようです。この書物は自然療法におけるバイブルで、家庭でも重宝します。

東城先生は口癖のように「自然に帰れ、自然に帰れ」とおっしゃって、森下博士は、現在の医療の在り方を憂え、情報に振り回される社会を黙殺して、「健康とは自然に生きること」とおっしゃっています。

東城先生の講演を最後にお聴きしたのは6年ほど前だったと思いますが、子育てに関する講演で、客席の若いお母さんに「ほら、そこのあなた。目の前で飲み物をラッパ飲みするなんて、失礼でしょう。子供は見ています」と、親世代からの教育を憂慮しておられました。

20年ほど前にお会いしたときは「宇宙の摂理が見えている人」と感じて、この方の側で勉強してみたいと思ったものです。

最後にお見受けした講演では、「なぜ、あなたたちは解らないの」というような厳しい雰囲気を感じて、現状に苛立っておられるのか、お年を召されて周りを叱っておられるのか・・、と思いました。

私は、この20年ほど歯のお掃除以外に病院には行っておりませんが、不調を感じることはありません。

自分の体の声を聴いて必要に応じてメンテナンスし、楽しく自然に生きることを重視するのは、こうした方々から学んだことです。

発展途上国の感染症を克服したのは、現代医学の功績によりますが、ここに来て新型ウイルスに悩まされるとは、あまりにも薬剤に頼り過ぎて自然治癒力を損なってしまったことを考える時期に来ているのかも知れません。

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