コロナワクチンの一考

代替医療, 病気

私たちの免疫機能を担う白血球で、好中球などの顆粒球(最前線で戦う兵隊)は主に細菌の処理を受け持ち、リンパ球は主にウイルスのような微小抗原や体内に生ずるガン細胞などの処理を受け持っています。

新潟大学の元教授で、免疫学の第一人者であられた故・安保 徹(あぼ とおる)博士は、1990年に「胸腺外分化T細胞」の存在を発見されました。

それによると、大きく3種類あるリンパ球のうち、胸腺でつくられるというT細胞(免疫系の攻撃部隊)は、40歳頃から胸腺が退化すると、肝臓や腸管での増殖(胸腺外分化T細胞)作用が活発になり、老化による免疫低下を補うのだそうです。

そして、ヒトは生まれた当初はリンパ球のほうが多く、成長して行動範囲が拡がるにつれ、あらゆる汚染エリアに対処するための顆粒球が優位となり、生存競争の社会に免疫系として合理的に対応するとのことです。

また、女性のほうが男性よりも、リンパ球は約4%多いため、男性のほうがガンにも罹りやすいとおっしゃっています。

今回の新型コロナウイルスが、女性よりも男性に感染者が多いことや、小さい子供には感染例が少ないことは、こうしたヒトの免疫体制が関係しているのではないか、と私には思えるのです。

ガン治療の1つに免疫療法というのがあります。
患者さんからの成分採血で特別な白血球を培養し、必要な細胞(樹状細胞)を増やして、患者さんに投与するというものです。

自家ワクチンなので拒絶反応も無く、医療機関によっては、成分採血でなくとも少しの血液から培養する技術を開発されたところもあります。

ガン治療のように手間暇を掛けなくても、リンパ球を培養して投与するというのは、できないものなのでしょうか?

培養に1週間ほど掛かりますが、追加投与に備えて継続培養は可能かも知れませんし、薬剤耐性の心配も無く、未知のウイルスにも有効です。

私が考える程度のことは、すでに検討済みに違いないとは思うのですが、以前、アトピーの子供がアナフィラキシーショックで亡くなったとき、食事制限ではなく、昔からの喘息治療で「減感作法」を適用すべきと言い続け、近年になってようやく採り入れられるようになりました。

ですから、同じことを考える臨床医の方もいらっしゃるでしょうし、もし可能性があるのであれば、せめて医療従事者だけでも行ってはどうかと思う今日この頃です。

ちなみに、リンパ球は副交感神経優位で増加しますので、睡眠だけではなく、心穏やかにリラックスする状況が大切です。

代替医療の医師の方で、政治家はもちろん、自分の考えに賛同しない人たちに悪口雑言を述べ、抵抗力が上がるとして商品を販売される方もいらっしゃいますが、生命の理解という観点から、望ましい心のあり方に逆行する危うさを感じてしまいます。

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