植物の感情

自然医学

毎日新聞北海道版で2004年から始まった森下敬一博士の連載コラムのなかで、2006年に「植物の知能」として紹介された内容です。

今では広く知られるようになりましたが、私はこのとき初めて知りました。

1966年、アメリカのポリグラフ(嘘発見器)の第一人者とされるクリーヴ・バクスター(Cleve Backster)氏が、ある夜、嘘発見器の一部であるガルバノメーター(微弱電流計)の電極を、机上の鉢植えのドラセナ・マッサンゲアナ(リュウゼツランの一種)の葉に取り付けました。

彼は、鉢に水を与えれば、水の吸収に伴って検流計の電気抵抗は次第に小さくなり、伝導率は上昇するだろうと考えていました。

ところが、予想に反して逆の結果を得た彼は、この植物に恐怖を与えるべく、「葉を燃やしてみよう」と思い立ちます。

そのとたん、このガルバのメーターのグラフの針が、ポーンと跳ね上がったそうです。

つまり、この植物が彼の心情の変化を読み取った、ということになります。

次に、彼がマッチを取りに行って戻ってくると、グラフの針は大きく動揺し、持続しました。

その後バクスター氏は、タマネギ、レタス、オレンジ、バナナなど、25種類の野菜や果物でも実験し、植物の反応を検証し続けて同様の結果を得たことから、「植物は感受性と感情をもって反応している」と結論付けた研究結果を発表しました。

もちろん、多くの専門家たちの間では、「神経組織をもたない植物に感情伝達は無い」と否定的な意見も多いようです。

しかしながら、「氣」を理解する東洋思想では充分に頷けますし、初期の近代医学では、動物は痛みを感じないとして切り刻んだという過ちもありますので、やはり私はバクスター氏の実験結果を尊重してしまいます。

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