言霊(ことだま)

生活改善

日本には「言霊(ことだま)」といって、言葉には魂が宿り、声に出した言葉が、現実に影響を与えるという思想があります。

日本語は「世界の孤児」といわれるほど複雑ながら美しく、我が国は食文化をはじめとする様々な文化の独自性が高いので、言葉についても独特の思想が生まれたのだろうと思っていました。

ところが、キリスト教文化でも「はじめに言葉ありき」といって、言葉は「神」だといいます。

これまで私は、それらのことを漠然と受け止めていたのですが、最近になって、心理学領域の説明で明快に理解できました。

本来、「脳は騙されやすい器官」であることは有名です。「バイアスが掛かる」という表現は、よく耳にされることと思います。

心理学では「認証バイアス」といい、脳は自分の発した言葉にマッチした情報を集めるのだそうです。
・気持ちの良い言葉を発する → 脳が気持ち良い事象を集めようとする
・悪口や攻撃的な言葉を発する → 脳が攻撃の対象となる事象を集めようとする
・感謝の言葉を発する → 脳が感謝の対象を集めようとする

自分が発する言葉で、その人の心が変わり、表情が変わり、言葉通りの現実を得るといい、これを「予測の自己実現」と心理学では呼ぶそうです。

言葉と脳の関係は循環しますから、常にネガティブな言葉を発しているとネガティブな人生に、ポジティブな言葉を発しているとポジティブな人生になるといいます。

これまで私は、東洋医学的に「氣の流れが最も重要」とか、「氣の流れを最も良くする言葉は『ありがとう』だといわれます」などと申し上げてきましたが、氣の世界と心理学の世界は近いということに、今さらながら気付いた次第です。

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