アスリートと自然食 2

自然医学, 食養生

広岡・西部の食事メニューは、マスコミが面白おかしく伝えた内容とは違って、食養生としては極めて緩いものです。

キャンプ中の西武の新メニューを試食した森下自然医学のメンバーによると、以下のような略式の内容でした。
――――――――――↓
・肉は全く無いわけではなく、それまでの1/3
・その分は大豆タンパク質で補う
・魚は多い
・主食は玄米
・野菜が多い
・化学調味料、精製塩、白砂糖を排除
――――――――――↑

つまり、それまでの酸性偏重の食事を改善し、三白(白米、白砂糖、白パン)を追放して玄米と大豆で自然治癒力を高める一助としたことが改善点といえます。

森下博士の研究では、走ったり運動をすると、血液のpHはすぐに7.25~7.28くらいにはなるといいますので(正常pH7.35)、酸性偏重の食事は特にスポーツマンには不利かも知れません。

上記のような食事内容なら、それほど難しくはなく、広く試していただけるのではないでしょうか。

それでも、選手たちに必要な体質改善に貢献し、快挙を成し遂げたのですから、広岡監督のメニューは選手たちにとっては優れたものだったと思います。

そして、玄米というのは食べた人の多くが経験するように、腹もちが良く持久力を養います。

私の経験では、夕食で玄米をよく噛んでいただくと、翌日の14時くらいまでは朝食を摂っていなくても、運動でバテることはありません。

残念なことに、広岡監督ご自身は食養生をなさらず、痛風から始まって生活習慣病を患われたそうですが、因果関係は理解しておられたようです。

食事というのは、その人の価値観に関わる大切なもので、好きな物は幸せの1つでもありますから、自由で良いのだと思います。

ただ、その結果としての体調は受け容れなくてはなりませんので、広岡監督は現役の選手たちに「プロとしての責任と自覚」のもとに、厳しく規制されたのではないでしょうか。

まさに「健康管理も仕事のうち」だと思うのですが、若い時には知識も豊富ではありませんので、広岡監督のように知恵を授けるリーダーを得られた人たちは幸運だと思います。

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