牛乳か豆乳か

自然医学, 食品, 食養生

どなたもご存じのとおり、牛乳は牛の乳、豆乳は大豆の搾り汁です。

両者の見た目はよく似ていますが、内容は似て非なるもので、食養生では牛乳を使うことはありません。

近年では、牛乳の害も周知され始め、小児科医で牛乳を飲まないよう指導する方も増えているようです。

料理では、グラタンやクリームシチュー、ケーキスポンジなど、牛乳の代わりに豆乳を使用しても全く遜色はありません。

牛乳の害は別の機会に譲るとして、森下博士の書物の中に、両者の比較が分かりやすく書いてありましたので、ご紹介したいと思います。

1、牛乳は動物性、豆乳は植物性食品

2、牛乳の蛋白質は消化の悪いカゼインが主であるが、豆乳の蛋白質のグリシニンは消化が良く、化学構造も母乳に近い。アミノ酸組成も豆乳のほうが優れている。

3、脂肪は、牛乳は飽和脂肪椀が多く不飽和脂肪酸はほとんど含まれないが、豆乳にはリノール酸、リノレン酸、オレイン酸など血中コレステロールの低減に役立つ不飽和脂肪酸が多い。

4、牛乳の糖質は、日本人には消化されにくい乳糖であるが、豆乳の糖質は水によく溶ける低分子化合物で、胃腸に負担を掛けない。

5、ミネラルバランスも、牛乳は銅や亜鉛が少ないが、豆乳にはこれらの微量元素がバランスよく含まれている。これらは体内で色々な酵素の材料となり、生理作用を円滑にする。

6、ビタミンは、過酸化脂質(老化物質)の生成を防止するビタミンEが、豆乳には多いが牛乳には無い。

7、豆乳は、薬効の高い植物に含まれるサポニンも多く、血中コレステロールを減らし、脂質の酸化を防止する。

このように、牛乳を豆乳に替えると健康効果が格段に上がりますので、牛乳を飲んでいた人も気づいた時点で豆乳に替えるのがお勧めです。

私の子供時代は牛乳信仰が強く、虚弱体質だからといって毎日牛乳を飲まされました。私の子供が小学校高学年のときは、給食で牛乳を残すと家に帰してもらえず苦労したようです。

私が豆乳を飲むようになったのは40歳代からで、それまでは牛乳を飲んでおり、私の子供は牛乳が嫌いでしたが小学校では飲まなければなりませんでした。

それでも、ヒトの体は実にたくましく、日常の食事も豆乳も、気づいた時点で良いものにしていけば、体は必ず応えてくれるものだと思っています。

参考文献:森下敬一監修「自然医学ワンポイントシリーズ3 健康補強食品」

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