食の見直しと体の変化 2

生活改善, 自然医学

年をとると皮膚が緩みがちになりますので、「いつまでショートパンツがはけるかな」との思いで、2年余り前から太ももの筋肉が落ちないよう、夜に時間を見つけてはエアロバイクを漕ぐようになりました。

強度6/1~8で20分間と決めていても、テレビを観ながらやると知らないうちに20分は過ぎています。

ところが今年になって、20分経つのが待ち遠しくなることがあり、スポーツクラブでも、強度の高いプログラムでフッと手を抜きたくなることがあって驚きました。

私は運動センスが悪いので戸惑うことはあっても、それまでは気分が後退したことはなく、運動量が増えるにつれて体力がついているという実感がありました。

しかし、年齢的に体力が伸び続けるはずはなく、どこかで折り返し点が来るだろうと思っていましたので、「いよいよ体力向上の折り返し点が来たのかも」と勝手に考えました。

「老化」というのは、誰しもが初めて経験することで、内科的な老化は、眼や耳と違って判断しにくいものだと思います。

そこまでは、まだ食事の影響など考えておりませんでした。

それから間もなく、車の多い繁華街で、排気ガスに鼻がムズムズするようになり、ようやく気が付きました。

こうした細胞の炎症的症状は、初期のうちに動物性食品をカットするに限ります。

東京にいたころは、仕事が忙し過ぎて疲れが溜まると、春先に鼻がムズムズして、すぐに動物性をカットした食事に切り替え、1週間も経たないうちにリセットできたものですが、嬬恋に来てからは、そのようなことは一度もありませんでした。

そのころ動物性過多の食事が続いていることは気になっていましたので、さっそく動物性をカットした食事に切り替えると、初めの2~3日にエネルギーが足りない感じがして、よく耳にした「肉を食べないと力が出ない」という人の気持ちが分かる気がしました。

それでも1週間足らずで鼻のムズムズは無くなり、その後、動物性食品を減らした食事をしているうちに、自宅でのエアロバイクもテレビを観ながらやると20分は知らないうちに過ぎています。

もちろん、スポーツクラブの強度の高いプログラムも、以前のように前向きな気分に戻りました。さすがにプログラムを3つ続けると疲れを感じることはありますが、爽やかな疲れであって、「だるさ」とは違います。

私たちくらいの年齢になると、「これが『老化』というものだろうか・・」と勝手に納得して、他の原因を考えそびれてしまうので気をつけようと思いました。

そして更に、食事を見直してからいくつかの思いがけない変化があり、次回はそれについて書きたいと思います。

体というのは、実はもっと早くから信号を出していて、私の頭はそれに気づかず、本当に体に対して申し訳なかったと思っています。

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