私は「立ちくらみ」という経験が無いために、いつも不用意に立ち上がってしまいます。
昨年の初夏、食材の在庫整理で、賄いに大量の鶏肉が3日続いたことがありました。
食後にテレビを観ていたら、なんとなく目眩を感じて、立ち上がった途端に立ちくらみを起こし倒れてしまいました。
そのとき右手を床に着いて体を支えたことで、右の二の腕を痛めたようです、
思い当ることといえば、ヒトの体は日常の食べ物で血液性状が決まり、それによって体細胞が造られますので、1~2ヶ月に1回くらいしか食べない鶏肉を、3日続けて摂ったのが原因だろうと思いました。
右腕の痛みは、急性炎症なら里芋湿布を1~2回施せば完治するはずなので軽く考えていたところ、なぜか効きません。ビワキューも、施術時は良くても痛みは取れません。結局、日常生活に支障はないので、しばらく様子をみながら付き合うことにしました。
それから半年後(昨年の暮れ)くらいでしょうか、スポーツクラブでウォーキングマシンをやっていると、急に右足の付け根が痛み始めました。
いつもプログラムに入る前に数種類のマシンを20分余り行うのですが、手始めはウォーキングマシンを速歩で5分と決めています。
ところが、3分経つと痛み始めるので切り上げます。他のマシンやプログラムでハードに動いても痛みは無く、日常生活でも速歩でない限り痛みはありません。
不思議だな~と思いつつ、50代の頃にも右足の付け根が痛むことがあって、40歳前後に右足の甲を切って氣の流れを切断していますので、その傷あとをマッサージして約1ヶ月で治ったことがあり、今回も同じだろうと思いました。
ところが、マッサージを1ヶ月やっても2ヶ月やっても、ウォーキングマシンで速歩3分経つと痛みます。
こちらも、大した痛みではないし速歩の時だけで日常生活に支障はないので、そのうち治るだろうと付き合うことにしました。
そして今年の春、動物性過多の食事を見直して間もなく、右の二の腕も右足の付け根も嘘のように痛みが無くなっていたのでした。
これらを別々のことだとせず一連の出来事だとすれば、動物性過多の食事が1年続いたころに、体重を掛けたことがきっかけの二の腕の痛み、その半年後に足の付け根の痛み、その3ヶ月後くらいに疲れやすさ、更にその1ヶ月後に鼻粘膜の炎症、という症状で私の体はメッセージを送り続けていたのでした。
病気というのは、「生活の誤りを教えてくれる天からの便り」と自然医学では表現し、むしろ感謝すべきものだと考えています。
体は病気に至る前にもたくさんのメッセージを送っていて、傷みも慢性病と同じく細胞レベルの炎症ですから、早く気づくべきだったのに・・・と身をもって学んだ次第です。